金属加工の種類

金属加工の方法として、大きく“機械加工”“熱処理加工”“表面処理”という3つの方法があります。

ここではそれぞれの加工方法について解説していきます。

工具・機械を使用して、材料である金属を図面通りの形状に加工する方法です。

金属加工＝機械加工というイメージが強く、旋盤やマニシングセンタなどの機械を使った金属加工はこれに含まれます。

機械加工はさらに、鋳造、塑性加工、焼結などの方法に分けられます。

型に入れて形状を作る方法です。

外部から力を加えて変形させる方法です。

金属粉末で形作り焼成させる方法です。

型に入れて形状を作る方法です。

部品・製品の質を高めるために、金属を加熱したり、冷却したりする方法です。

熱処理加工はさらに、全体熱処理と表面熱処理の2つの方法、また特殊熱処理と呼ばれる特殊な方法に分けられます。

部品・製品全体に熱処理を行って性質を変化させる方法です。

部品・製品全体に熱処理を行って性質を変化させる方法です。

熱処理を行うのではなく、冷却処理を行って性質を変化させる方法です。

部品・製品の耐食性、潤滑性、熱伝導度、密着性などを高めるために、表面に保護膜を形成したり、研磨したりする方法です。

主に工程の仕上げとして行われ、部品・製品の品質を左右する重要な加工となります。

表面処理はさらに、電気化学処理、塗装、物理的表面処理などの方法に分けられます。

部品・製品に生じた発生する微細なバリを除去する方法で、金属膜を作るメッキが一般的です。
その他、化学反応によって表面の質を高める化学処理や、通電によって酸化被膜を作る陽極酸化などの方法があります。

部品・製品の表面に塗料を塗布する方法です。
錆びの防止、耐火性の向上、見た目を美しく仕上げるなどの目的のために行われます。

部品・製品の表面を硬くするための方法で、表面に投射材をぶつけるショット・ブラストという方法が一般的です。